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Azureとは 導入するメリットとできること

Azureとは 導入するメリットとできること

クラウドコンピューティングサービスの3大プレイヤーといえば、アマゾン(Amazon)とマイクロソフト(Microsoft)とグーグル(Google)です。このうち、トップを走るのは、提供開始時期も早かったアマゾンのAWS(Amazon Web Services)ですが、後続のMicrosoft Azureには後続ならではの利便性もあり、人気のあるサービスです。
本コラムでは、Azureの概要とAzureでできること、導入のメリットなどをご紹介いたします。

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1.Azureとは

Azureとは、正式名称を「Microsoft Azure」といい、マイクロソフトが提供しているクラウドコンピューティングサービスで、IaaS 、PaaS、SaaS、が提供されています。日本語では一般的に「アジュール」と発音されています。2010年に提供が開始され、AWS(Amazon Web Service)に次ぐシェアを誇ります。
データセンターは世界中にあり、大規模な仮想化が行われています。日本でも東日本と西日本の2つのリージョン※を持っています。

提供されているサービス数は600を超え、コンピューティング、ID、モバイル、Web、ストレージ、データベース、ネットワーク、セキュリティ、分析、メディア、開発者ツール、DevOps、管理とガバナンス、AI + 機械学習、ブロックチェーン、コンテナー、IoT、ハイブリッド + マルチクラウド、Windows Virtual Desktop、統合、移行、複合現実の22のカテゴリに分かれています。

Windowsをベースに作られたサービスであるため、Windows OSのパソコンを利用している多くの企業にとって、使いやすいサービスとなっています。

※リージョン…クラウドコンピューティングサービスにおいて、データセンターを設置している物理的な「国や地域」のこと。

1. IaaS 、PaaS、SaaSとは

Azureで提供されているIaaS 、PaaS、SaaSというのは、クラウドサービスのモデルの違いを表す言葉です。以下でそれぞれご説明します。

IaaSとは

IaaSとはInfrastructure as a Serviceの略で、インフラストラクチャー、つまり、システムを構築したり稼働させたりするための基盤となるサーバーやストレージ、ネットワークリソースなどをサービスとして利用できる形態を指します。
利用者にとっては、システムのインフラを物理的に用意したり管理したりする必要がない上に、OSやミドルウェア、アプリケーションなどは自由に設定・管理できる点がメリットです。インフラの高い可用性※を享受できます。

※可用性…稼働率のこと。障害の発生しにくさ。数値が高いほど障害が発生しにくい。

PaaSとは

PaaSとはPlatform as a Serviceの略で、プラットフォーム、つまり、OSやデータベースをサービスとして利用できる形態を指します。プラットフォーム上で任意のシステムを稼働させられるため、アプリケーションの開発時などに利用されます。プラットフォームにはフレームワークが組み込まれているため、開発期間の短縮が可能です。

利用者にとっては、スピーディかつ低コストに開発が行える点などがメリットです。

SaaSとは

SaaSとはSoftware as a Serviceの略で、クラウド上で提供されるソフトウェアをサービスとして利用できる形態を指します。

利用者にとっては、インターネット環境さえあればどこからでも利用でき、利用環境やメンテナンスなどについて配慮する必要がなく、従量課金や定額制で低コストで使える点にメリットがあります。

2. Azureの料金体系

料金体系は複数用意されており、使用量に応じて1秒ごとに課金される「ペイ・アズ・ユー・ゴー(pay as you go)」や、1年間または3年間の長期契約で最大72%OFFの割引が受けられる「リザーブドインスタンス(Reserved Instance)」などがあります。

Azureは、無料利用枠が充実しており、無料専用のアカウントを作成してから最初の12ヵ月間は、「コンピューティング」「ストレージ」「データベース」「AI・アナリティクス」の4カテゴリのサービスを無料で利用できるほか、期間の制限なく常時無料で利用できるもの、最初の30日間利用できる2万2,500円分のクレジット内を無料で利用できるものと、3種類の無料枠が用意されています。

AWSの場合、無料枠を使い切ったことに気づかずにそのまま使い続けると、自動的に課金されるシステムですが、Azureの場合はアラートなどが出て知らせてくれるため、知らない間に有料に切り替わっていた…という心配はありません。

2.Azureを導入するメリット

Azureを導入する主なメリットは、次の5点です。

1. マイクロソフト製品との親和性

Azureはマイクロソフト社が提供するクラウドコンピューティングサービスであるため、ほかのマイクロソフト製品との親和性が高いのが特徴です。そのため、たとえば、Active DirectoryやSQL Serverなどを利用している場合、Azureとの連携や移行を行いやすいのがメリットといえます。Windows OSやOfficeを利用している企業にとって、利用しやすいクラウドコンピューティングサービスです。

2. 低コスト

Azureの料金体系」でもお伝えした通り、Azureは利用した分以上のコストが発生しないような料金体系を取っており、さらには割引も用意されています。
また、無料枠が充実しているため、Azureを利用して商用ツールを作成・販売するのでなければ、無料枠だけで事足りるというケースも少なくありません。

総じてコストを抑えながらクラウドコンピューティングを利用できる点がメリットです。

3. 高セキュリティ

マイクロソフト社では、年間10億ドルを超える費用をかけてセキュリティ関連の研究開発を行っており、データセンターからインフラ、オペレーションに至るまで、セキュリティ対策に注力しています。

また、国際基準である「ISO 27001(ISMS認証)」や「Center for Internet Security(CIS)ベンチマーク」のほか、米国の「NIST CSF(Cybersecurity Framework)」など国別の規格にも準拠。実に90種類以上のコンプライアンス認証資格を得ています。
また、Azure上のすべてのリソースに対する保護を提供している「Azure Security Center」では、不正アクセスなどがないかを常に監視しています。

4. 信頼性

Azureはコンプライアンス対策にも注力しており、前述のように90種類以上のコンプライアンス認証資格を得ています。 Azureが取得しているコンプライアンス認証資格の詳細は、以下の公式ページで確認できます。
公式ページ:Azure コンプライアンス ドキュメント

また、信頼性のもう一つの意味として、クラウドコンピューティングにおいては「平均故障間隔※(信頼性)」も大切です。マイクロソフト社のネットワークは、16万5,000マイル(約26万5,500キロ)以上の光ファイバーのほか、Azure独自でも220ものデータセンターに、60以上のリージョンを有しており、高い信頼性(平均故障間隔)が期待できます。

※平均故障間隔…障害による停止時間の平均。短いほど信頼性は高い。

5. 学習コンテンツが充実している

Azureでは、公式に用意された学習コンテンツ「Microsoft Learn」の内容が充実しており、日本語訳も進んでいます。「Microsoft Learn」は無料で利用できるため、学習のために金銭コストがかからない点もメリットです。

また、公式以外には、有料のIT技術学習プラットフォーム「Pluralsight」でもAzureについて学べます(英語のみ対応)。

3.Azureの代表的なサービス

「Azureとは」でもお伝えしましたが、Azureには、22のカテゴリにまたがる600以上のサービスがあります。
ここでは、代表的なサービスを7つご紹介いたします。

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1. Azure Virtual Machines(Azure VM)

Azure Virtual Machines(Azure VM)は、「コンピューティング」カテゴリに分類される仮想マシンサービスサービスです。LinuxやWindowsの仮想マシンの作成が簡単な操作で行え、リモートデスクトップ接続やSSH(Secure Shell/セキュア シェル)でアクセスできます。必要な時にすぐに起動でき、不要なときはすぐに停止できます。また、必要に応じて規模を柔軟に縮小・拡大(スケール)させることが可能です。
IaaSとして提供されます。

2. Azure Virtual Network(Azure VNet)

Azure Virtual Network(Azure VNet)は「ネットワーク」のカテゴリに分類されており、Azure上で、理論的にほかのネットワークとは切り離されたプライベートネットワークを構築できるサービスです。構築したプライベートネットワークは、さらにサブネットに分割することもできます。また、送信元IPやポートなどのフィルタリングも可能で、フィルタリングをグループ化して利用することもできます。Azure Virtual Networkでは、インターネットへの接続や仮想ネットワーク内の通信に経路制御が不要ですが、必要に応じて変更することもできます。

3. Azure Blob Storage

Azure Blob Storageは、「ストレージ」のカテゴリに分類されるオブジェクトストレージサービスで、Azureが提供するミドルウェアとして、重要な役割を担っています。オブジェクトストレージとは、ファイルストレージのようなディレクトリ構造を備えていない、非構造化データ向けのストレージのことです。
Azure Blob Storageを利用することで、BCP対策が可能になります。

4. Azure Cosmos DB

Azure Cosmos DBは、「データベース」のカテゴリに分類される、フルマネージドの分散データベースサービスです。世界中のリージョンにあるデータセンターにデータを分散しながら、データの一貫性を維持してくれます。その上、スケーラビリティが高く、1桁ミリ秒での応答時間という低レイテンシー(遅延)を実現し、99.999%という高可用性を保証しています。

5. Azure App Service

Azure App Serviceは、「Web」のカテゴリに分類されるサービスで、あらゆるWebサイト、アプリの機能を使用できます。WebサーバーのみでWebサイトを構築することができ、Azureアカウントがあれば、数分でWebサイトを立ち上げることができます。
また、開発したアプリケーションをGit(ギット)などでApp Serviceにデプロイすれば、簡単にアプリを公開することができます。
PaaSとして提供されます。

6. Azure IoT Hub

Azure IoT Hubは、「IoT」のカテゴリに分類されるサービスで、IoTデバイスをクラウドで監視・管理することができます。IoTアプリケーションと管理対象のデバイス間で、安全で信頼性の高い通信が可能で、あらゆるデバイスと接続できます。
接続されるデバイスごとに、IDと資格情報を個別に設定することが可能で、高い機密性を保持できます。

7. Azure Synapse Analytics

Azure Synapse Analyticsは、もともとあった「Azure SQL Data Warehouse」を発展させたサービスで、「ビッグデータ」のカテゴリに分類されます。データウェアハウスやビッグデータ分析、データ統合などを統合し、無制限に高速分析できます。データウェアハウスとML(機械学習)とBIツールを合わせたようなサービスです。
PaaSとして提供されます。

4.まとめ

Azureは、多機能でセキュリティ面も優れているため、日本の企業も多く導入しているクラウドサービスです。
さまざまなサービスの中から必要なものを活用することで、業務効率化につながるのではないでしょうか。

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